“人生会議”をもっと身近に。 地域セミナーで「もしバナゲーム」をしました!


🌱今回は、地域包括支援センターで行われた定例セミナーで、当センタースタッフが講師を務めました!!

テーマはズバリ、「人生会議〜もしバナゲームを使って〜」
最期をどう迎えたいか──そんな少しデリケートで大切なテーマを、参加者の皆さんと一緒に考える時間となりました。


🎓 前半:訪問看護と緩和ケアについての講義

セミナーの前半は、訪問看護の役割や、緩和ケアの基本についてわかりやすく解説。
「どんな時に訪問看護を利用するの?」
「在宅でも緩和ケアって受けられるの?」
そんな疑問に答えるかたちで、日常に寄り添う看護の可能性をお伝えしました。


💬 後半:「もしバナゲーム」体験!

後半は、4人1グループで計5グループに分かれ、**「もしバナカード」**を使ったワークショップ。

「もしも、命に限りがあるとしたら、何を大切にしたいか?」
カードに書かれた様々なテーマをきっかけに、お互いの価値観や経験を共有し合う場となりました。


😲 参加者の反応に驚きも

セミナー中、「“人生会議”や“ACP”という言葉を初めて聞いた」という声が多く上がりました。
また、「最期について考えたことがない」という方がほとんどで、
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の啓発がいかに重要かを、改めて実感しました。


💡 実際の会話から見えたもの

ゲーム中には──
「昔入院したときの話」
「母の介護で感じたこと」
「身近な人を看取った経験」
…など、カードをきっかけに自然と深い話が飛び交いました。

“きっかけさえあれば、人は語り出せる”
そんな気づきと温かさのある時間になりました。


🚑 人生会議が“あたりまえ”の会話になる未来へ

「その時になって初めて、どうしたいのか聞かれても答えられない」
そんな場面を、看護師として何度も見てきました。

でも、日常から自然に「人生」や「最期」を語れる社会になれば、
救急の現場や介護の現場でも、たくさんの“悩ましい状況”が回避されるはず。


🌈 おわりに

人生会議やもしバナゲームは、どんな世代にとっても大切な“対話のきっかけ”。
今後も、地域の中でこうした活動を広げていけるよう、
当センターは**「話せる・考えられる・支え合える」地域づくり**に貢献していきたいと思います。

投稿者:nakase